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トリニダードの音楽カリプソとは?

2019/10/30 (水) • GENERAL • •

カリブ海最南端の国、トリニダード・トバゴ発祥の音楽である。
世界のレコード史上初のミリオンセラーアルバムは、ハリー・ベラフォンテの『カリプソ』でも知られる。
19世紀初頭の奴隷貿易時代に入植したアフリカの奴隷たちから発生したカリンダと呼ばれる攻撃的な音楽を始め、支配者として入植したヨーロッパの文化などが融合して発生した。
比較的ゆったりとした2/4拍子を基調とし、情緒たっぷりに歌い上げる。カカッコッカカコというリズムが特徴的で、社会風刺、政治批判、ユーモア、ゴシップ、男女関係、自国賛歌などを隠語を用いて表現し、ニュースメディアとしての役割も果たす。
日本のなぞかけにも似たような歌詞の構成で時には視聴客の笑いを誘うという一種のお笑い要素も含む。 
また、”ピコン”と呼ばれる風刺や皮肉などの言葉遊びを用いてラップバトルのような即興での歌のバトルなども行われることがしばしばあり、これも重要なカリプソの特徴である。
カリプソシンガーはカリプソニアンと呼ばれ、古くはトリニダードの文化の基層であるカーニバルを統率する音楽であり、やがてはカーニバル期間中のカリプソテントや、カリプソモナークと言われるコンペティションなどを通じ、世間に発信され、発展を遂げた。
なお、日本では1950年代に浜村美智子による”バナナボート””カリプソ娘”などが大流行した。

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