このサイトでも紹介してきております、80歳にして未だ世界中を飛び回り精力的に活躍する、現役カリプソ*歌手 “カリプソ・ロー ズ”。彼女の苦悩と栄光の人生を描いたドキュメンタリー映画『カリプソ・ローズ』の日本初公開が決定しました!

2019年、世界最大級の音楽フェス「Coachella / コーチェラフェスティバル」の舞台に、79歳目前にして立った ”カリプソの女王” カリプソ・ローズ。ここではトリニダード・トバゴについてがメインで、マニアな読者さんもいらっしゃるので何度か彼女についての記事を投稿してきましたが、日本ではあまり馴染みの無い名前かもしれません…。

母国トリニダード・トバゴが誇る国民的シンガーであり、1960年代にはレゲエスターである”ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ”との全米ツアーで共演。そしてフランスを代表する スーパースター、マヌ・チャオと共演。2016年の共作アルバムである『FAR FROM HOME』は フランスのグラミー賞に相当する “Victoires de la Musique” で「ベスト・アルバム賞(WORLD MUSIC部門)」を受賞しています。 彼女の魅力は、800曲以上に及ぶ楽曲はもちろんのこと、優して力強い歌声とチャーミングな笑顔。

そして多くの人びとを勇気づけてきた、実体験にも基づいた性差別や人種差別などの社会問題に真正面から向き合った歌詞。 本映画『カリプソ・ローズ』は、波乱の人生を生き、80歳にして未だ世界中を飛び回り精力的に活躍する彼女の、明かされることのなかった衝撃の人生を描いたドキュメンタリー映画です。 里子、闘病、女性差別、性的暴行…自身の口から語られる人生の苦難。それを乗り越え築き上げた数々の功労と地位。そして奴隷として連れてこられた祖母の故郷、ベナンを訪れるアフリカの地への回帰。単なる音楽映画にとどまらない、人生そのものを考えさせられる人間味溢れる映画に仕上がっています。

もちろんカリプソファンには垂涎の、” カリプソ・キング” マイ ティー・スパローとの貴重なライブ映像等も収録されております。 2011年に製作された映画でありながら、日本での公開をなかなか実現できないままでしたが、今回 <LIME Records> の配給により、日本での初公開が実現しました。

2021年4月23日(金)アップリンク吉祥寺を皮切りに、アップリンク京都等、全国順次公開となります。 人々に幸せを届けるために。花は強く咲き、歌う・・・今、私たちが本当に必要なのは、カリプソ・ローズ、彼女の本物の強さなのではないでしょうか!

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