CHUTNEY(チャットニー)とは、トリニダード・トバゴのインドコミュニティーで聞かれている大衆音楽。
トリニダード・トバゴは人口の割合が
35.4% がインド系
34.2% がアフリカ系
23.0% が混合人種
7.5% がその他、
(2024年調べ)
となっていて、国の約半分がインド系コミュニティーとなっています。
そこで聞かれている音楽がCHUTNEYです。
CHUTNEYは、インドの楽器に加え『TASSA』という打楽器を使い、インドのボリウッドやヒンドゥーフレーバーが入り、さらにSOCAのビートも混ざった音楽で、一言で言うと『インディアン・ソカ』と言ったらイメージが湧くと思います。
CHUTNEYの歴史は古く、1940年代からと言われていて、歌詞の題材の多くが
⚫ラム酒
⚫結婚
⚫ダブルミーニング
となっています。
トリニダードはラム酒がとても有名で、SOCAの楽曲にもラムの曲は多くありますが、結婚にまつわる曲やダブルミーニングの曲はCHUTNEY特有の音楽文化と言えます。
また、ダンスもインドとトリニダードの文化が融合していて、トリニダードの代表的な腰を回すダンス『WINE』と、インドでよく見かける手を使った動きなども組み合わされている、オリジナルのダンスも魅力の一つです。
代表的なアーティストは、
⚫Rikki Jay(リッキー・ジャイ)
⚫D’Hitman(ディー・ヒットマン)
⚫Drupatee(ドゥルパティー)
などが挙げられます。
そして近年大活躍中CHUTNEYアーティストといえば、
⚫KARMAのヴォーカル Ravi B(ラビ・ビー)
⚫Ki(ケーアイ)
などが挙げられます。
一度聞いたら病みつきになる、中毒性のある音楽です!!
日本人ではBARBIE JAPAN♡が2008年〜日本初のチャットニーソングに挑戦し、日本人初のチャットニーシンガーとして活動しています。
是非、チェックしてみてくださいね!
