昨年日本に来日したKES、今年2012年のカーニバルでもヒットを飛ばし、素晴らしいステージを見せてくれました。来日した際、ilovetrini.netのインタビューに答えてくれましたので少し遅くなってしまいましたが、是非ご覧になって下さい!
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自己紹介をお願いします。
スティールパン、カリプソ、ソカで知られるトリニダード・トバゴ出身のKesだよ。僕はソカシンガーで、Kes the bandはカリブエリアでも最も実力のあるバンドの一つだよ。僕は世界中でパフォーマンスをしている。こうして日本にもいるしね(笑)
今回が初めての来日ですか?
そうだよ、初めてだよ。
日本の第一印象は?
すごい楽しい国だよ。
なぜ?
すごい興味深い文化がある。僕は日本の建築物や自然のバランスなんかが好きだよ。
それにすごいテクノロジーがいっぱいだし、社会も非常に参考になる。トリニダードに帰ったらぜひ日本のいいところを取り入れるようにしたいね。
どうして今回日本に来ようと思いました?それと、どうしてヘモ プロデュースのチャリティーアルバム、trini love for japanに参加しようと決めたのですか?
まずヘモは小さい国のトリニダード・トバゴの文化を世界に知らしめることにすごい貢献してくれていると僕は思っている。そんな彼女の住む国日本が地震と津波でひどい被害を受けたと知った。
このような時こそ、日本のファンのため、人々のために音楽を通じて何かお返しをしたいと思ったんだ。だからヘモからアルバムの打診があった時に素晴らしい機会だと思ったし、日本へも是非行こうと決めたんだ。
あなたはソカシンガーとして、多くの人々から知られていますよね?でも今回のアルバムは本当に色々なジャンルの音楽の要素があるなと、自分もDJとして感じます。しかしあえてタイトルがstereo typeなのはどうしてですか?これは逆に新しい挑戦とかネクストレベルへという意味あいでしょうか?
僕らは自分たちを単にソカバンドとは考えていない。カリビアンミュージックバンドだと考えているよ。だから僕らはソカ以外の曲も作るし、音楽は自由だと考えているよ。だから僕らは自分たちがやりたいことを表現する。自分たちたちのやっていることは僕自身をいろんな世界に連れて行ってくれる。僕の前のアルバムのwotlessはカーニバルアルバムだったけど、Stereo typeはハイブリッドなアルバムだよ。僕はミュージシャンは自分のやりたいことを表現するべきだと思っているよ。
このアルバムはアメリカでもリリースしてますよね?ファンの反応はどうですか?
うん、リリースしている。アメリカでも反応はいいし、パフォーマンスもしたよ。新しいファンも獲得出来た。
日本でも新しいファンを獲得したいですか?
ははは、もちろん。日本にもカリブの文化の息吹はあるしね。僕はトリニダードのグローバルな部分と独自の部分が両輪になれば、トリニダードのカルチャーを世界に広げることができると思っている。
夢は?
2つあるよ。1つは音楽を通じて世界を変えて行きたい。自分の良心、信じるところを伝えたい。自分たちに限界はないって信じている。小さな国からだけど、僕らの音楽で世界を変えていけると信じている。
(もうひとつは)僕らの音楽を聴く人たちに、みんな一人一人が偉大で限界なんてないんだということを伝えたい。
2011年のPower soca monarchの勝者はMachel Montanoだったけど、今年はpower soca monarchにも挑戦しますか?(groovyはkesが優勝)
コンペティションはすごい(カーニバル)文化になっているよね。正直なところ僕は音楽は競争でないと思っている。でも同時にみんながSoca monarchの場で僕を見たいというのはわかっている。それに僕は(Groovy Monarch)のチャンピオンだし、タイトルを守らないといけないからsoca monarchには出場しないといけない。
日本での最初のパフォーマンスとなったカクタスでのショーはどうでした?
すごいよかったよ!スティールパンもあって驚いた。みんなで歌って、ダンスして、ワインして、まるでトリニダードのようだったよ。
誰か日本のシンガーで好きなアーティストはいますか?
いるよ、、えーとー、なんだっけな。。。。
(マネージャーに聞きにいく。)
アムロナミ!
あー安室奈美恵ですか。
イエス。彼女のスタイルとルックスが好きだよ(笑)
最後に日本のファンへ一言
ソカとカリビアン文化をサポートしてくれてありがとう。そして僕たちをサポートしてくれてありがとう。世界に対する僕のミッションは君たちのミッションでもあるよ。ありがとう。
( Interview by Karnival Gold )