-日本とトリニの治安の違い-
H:では日本とトリニで治安の違いで感じること。
K:悪いよね。
Y:悪い。
K:一言で言うと治安が悪い。全体的に治安は悪いんですけど、特に悪い地域の方にいると、まあそういうところにステイしない方がいいんですけど、基本的に。万が一そういうところに住んでいると、毎晩銃声も聞こえるし、全然日本と違う。一人で歩くことはまず、昼間でも出来ないです。
Y:私は行く前に、まず外務省のホームページでトリニダードを調べてみてって言われ、毎年トリニダードに行ってる友達だったんですけど、そうやって気をつけてるんだっていうことが分かったし、一緒に行った時に同じ飛行機だった日本人の方が、前回行った時にタクシーに乗ったら、そのまま違うところへ連れて行かれちゃって全部取られちゃって、でも帰ってこれてよかったって言ってて。命が奪われなかったって話を行きの飛行機で聞いて、さらにビビるという。
H:ビビるね。
Y:ましてや英語が全然しゃべれなかったんで、本当に怖かったですね。
H:とにかく知らない人を信用しないっていうのは日本でも一緒だし、知らない人について行かないっていうのも日本でも一緒だから。やっぱりみんないい人って思うのはダメかなって思いますね。日本でも知らない人の車乗ったらやばいですからね。
K:でも私それを昔トリニダードでやっちゃってたの。
H:乗っていかないって?
K:むしろ自分からヒッチハイクをしちゃって。そしたらサンフェルンド(San Fernando)の方まで連れていかれちゃって。
Y:え!
K:身売りの女の人と間違えられてて、格好も格好だったし20代前半で。最初の方にも話したけど私は日本人の感覚で行ってしまったので、優しくしてくれるトリニダード人を、東京と全然人柄が違ってみんないい人だって思って、ヒッチハイクして知らない人の車に乗ってしまい、2時間くらい遠いところまで連れて行かれた。
Y:バックパッカーでトリニダードに入ってくる人は気をつけた方がいいかもですね。
K:絶対しちゃだめ。知らない人の車に乗ってはいけません。
H:男子でも気をつけた方がいいよね。日本人の。
Y:そのタクシーの話を聞いたのは男の人でした。
H:自分の判断でお金を使ってでも自分の身は自分で守らないと、個人旅行は。
Y:そうですね。
H:私もレンタカーを借りて動いてた時期もあったんですけど、タイヤが古くてヤバいところでパンクしちゃって、夜中の3時に。囲まれたりして危ない思いをしたんです、結局はその人たち良い方々でパンクを直して頂いたんだけど!何が安全かはわからないんですけど、困ったら日本大使館に電話して、タクシー会社紹介してもらったり、そのために日本大使館もあると思うんで。聞けるところは電話番号メモっておくとか。
Y:聞きましたね、何かあったらここに電話するとか。あとは現地で携帯を買って、スティールパンで来てる人がたくさんいたので、すぐ連絡できるような状況を作って行った方がいいかもしれないですね。
H:空港ついたら、イミグレ出たところにDIGICELとB-MOBILEという電話会社があるので、そこでSIMを買う。パスポートがあれば買えるんで、そしたら日本のSIMフリーの携帯を持っていっておけば、すぐ入れればその場で使えるので。短期間でもそういうのやっておけば安全かもしれないですね。あとはiPhoneをローミングするか。高いですけど。
-トリニダードにいるとき常に心がけていること-
H:ではトリニダードにいるときに常に心がけていることは?
K:鞄を持たないか、前に持つ。
Y:ショルダーバッグですね。
K:または、短い肩紐のやつで脇に挟んで隠す。
H:荷物を後ろじゃなくて前に持つっていうね。
Y:あまり高価なものは持たない。
H:そうですね。
Y:カメラとかを引っ掛けて歩いたりとかはしない。
K:しないしない。アクセサリーも全部はずす。
H:あと人前でiPhoneを出さない。無くなってもいいものしか持ち歩かないっていうのがいいかもですね基本的に。あとアクセサリーで金とか、首とか腕とかに身に付けるの無しね。切られることがあります。
Y:洋服とかもブランド品の洋服とかは着ない。
H:やさぐれた格好で行って、ちゃんとトランスポートがあるときだけおしゃれするとか、ちょっと露出するとか。
K:基本ダサい格好。
H:あと日本にいるときはあんまり時計って見ないんですけど、向こうにいるときは日暮れ時は危ないとか、そういうの気にするかも。渋滞とかもあるんで。3時前に帰ろうとか、過ぎちゃったら6時半まで待とうとか。割と渋滞とか日の入り日の出とか気にして動いてるかも私は。スムーズに午前中に済ませておこうとか。
Y:そうですね練習だいたい夜からなんですけど、暗くなってから行くよりも暗くなる前にヤードに行ってっていう感じですね。ヤードまでは歩いていける距離だったので。でもその細い道も夜になると、絶対こんな道通っちゃダメって運転してくれる人に言われて。
H:日本みたいに行き当たりばったりで動いてないかもしれませんね、ATMに明日の朝行こうとか。計画して動いてるかも。
Y:あと色々あっちに行ってこれして、次あっちに行ってこれしてって1日にできるってことはけっこう難しいですよね。
K:難しい。
H:1日2つくらいじゃないですか、やれて1個とか。
K:自分の思い通りに時間が進まないので。
H:ある意味諦める。
Y:誰かに迎えに来てもらうっていっても、トリニタイムで1時間くらい遅れたりとか。
– 初めて行く人へのアドバイス-
H:では、初めて行く人へのアドバイス。
Y:目的があるといいんじゃないですかね、なんで行きたいのかっていう。ふらっとカリブに行きたいって感じで行くのはちょっと気をつけた方がいいかも。例えばパンを弾きたい、フェテを見に行きたい、カーニバルに参加したいとか。
H:一回結婚相手を見つけたいって言って来た人もいたんですけどね(笑)
K:それ難しいだろうなあ。
Y:いや、難しくはないとは思うんですけど、その理由はもう一回考えてから…。
K:やっぱり危ない国なので、格好に気をつけること、例えば露出しない、女性の場合はヒールをはかない、貴金属は取る。男性だったら…あ、よく白人とかアジア人で見られる光景なんですけど、そこら辺の道路に座らないように。ありません?
H:あるある。
K:あれ見るとすごい危ないよって思う。急に襲われたらすぐに動けないし、あとはヘモさんから聞いた気がするんだけど、ホームレスに間違えられるし。だからそういうことはしないっていうのと、あとは歩かないで、なるべくタクシー移動する。Hからはじまるタクシーで、乗る前に値段交渉する。
H:ここ一番大事なことなので、他にももっと言って欲しい。
K:私はソカのパーティーとか、カーニバル中のアドバイスなんですけど、カーニバル中はお昼はあまりお酒を飲まないようにした方がいい。日が暮れてから飲む分にはいいと思うんですけど、本当に日差しが強いので、熱中症にもなるしそれで倒れる人を何人も見たことあるので、なるべく水分補給することです。あとフェテ会場で、女性はよくあると思うんですけど、ナンパとかされてお酒をおごってもらうこととかあると思うんですけど、おごってもらうのはいいけど、その場でバーカウンターまでついてって、その場で開けてもらう。
Y:なんで?
K:薬物を入れられる。
Y:えー!
H:入れられた人知ってます。
K:友達も入れられて、ゲロゲロ吐いてて。それでそのまま女性の場合はレイプされる事件が多発してるので、その場でまずお酒、例えば缶とか瓶とかを開けてもらう、作ってもらう、あとテーブルにそのドリンクを置かない。
Y:そんなことがあるんですね。パンをやってる私にとっては、パンで一緒にやっているメンバーはまあ信用できる人っていうか、悪い人はそこまでいないんですけど、でも気をつけなきゃいけないですね。どこから来てる人か分からないし。だからヤードにいるときに会うのはいいけど、個人的に誘われて、ちょっと僕の家にこない?言われたら気をつけた方がいいかなと思います。
K:あと友達何人かで行くんだったら、個人行動は避けるようにした方がいいかな。もし個人行動するんだったら、お友達にちゃんとどこに行くか、何時に帰ってくるかとかちゃんと伝える。
Y:誰とどこに行くか言った方がいいかもね、同じ日本人の子が一緒に住んでたりしたら。
H:あとはお互い一緒に出かけてたら無事に着いたっていう声がけ。例えば3人が別々の所に住んでて、バイバイってパンヤードを別れたとき、(宿に)着いたよっていう声がけ。
Y:トリニダードのお友達がいるんですけど、着いたら絶対「I am home safely.」とかって送ってねっていつも言われますよね。
H:あと、とにかく暑いんで、健康管理重要。二人とかで例えばカーニバルに参加して二人とも体調悪くなってうずくまったりしても結局英語とかしゃべれないと大変だし。やっぱり体調管理は。カーニバルに出る前にトリニダードの人は身体作りしてるんで。サバンナの周り走ったり、ジムに行ったり。二日間あの音量で楽しむためには、体調管理とかも重要なのかもしれないですね。弱ってる人が襲われたりするんで。私もジャマイカで体調悪いときにスられたり。意気揚々としてるとあんまり襲ってこない。
K:隙ができちゃうから、体調悪いと。
Y:疲れやすくなるからね、トリニダード。
-トリニダードに行く前に準備するもの –
H:あとトリニダードに行く前に準備することは?持っていくと役立つもの。
K:虫除けスプレー。
Y:あとはパンマガにも書いてあったけどカロリーメイトみたいななの。
H:持っていってる、一切食べ物が食べらないときがあるんで。
Y:あとは持病がある方はちゃんと薬を持ってくるとか。
K:パーティーグッズなんですけど、カーニバルの前夜にジュベっていうペンキを塗り合うお祭りがあるんですけど、何も持たないのが一番なんですけど、携帯とかどうしても友達とはぐれた時用に持つのならば、ジップロックを持っておくと便利です。あとは個人的に私は髪を汚したくないんで、シャワーキャップを持っていっています。
Y:パンを弾きたくて来る人は、マイパンスティックを持っていく。
H:売ってないんですか?
Y:バンドは支給してくれないので、売ってますが買うにしても楽器屋さんどこにあるかちゃんと分かっていれば買えますけど、その時に自分が欲しいのが買えるかとか、その時ないかもしれないし。みんなが殺到するから。
H:売り切れちゃう。
Y:例えばスティックを巻くゴムを買おうと思ったら、どこも売り切れで、替えゴムとかも買えないしっていうこともあるかもしれないから、一応自分の慣れてるスティックのが演奏しやすいと思うので、スティックは持っていった方がいい。あとはずっと立ちっぱなして疲れるので、サロンパスとかも。
H:私持っていってます。あと青竹踏み持っていってます。あとは日本食と金ちゃんヌードル。
Y&K:なんですかそれ?
H:足の裏をツボでおすやつ。けっこう歩いて疲れるんで。
Y:持っていけるんですか?
H:持っていけます、足の裏がけっこう疲れるんですよずっと立ってるし。
K:練習とかあるともっと疲れる。
Y:スーパーに買い物に行くだけでもビーサンで歩いてるとすぐ足疲れる。
H:そうなんですよ。なので青竹ふみ持っていってて。
Y:あとジュベのときはサンダルじゃない方がいいですか?
H:そうですね、サンダルじゃやばい。履きなれたスニーカーですね。
K:絶対スニーカー。
H:むこうもスニーカー売ってるんですけど、日本で買うよりけっこう高いし。あとは暑いんで帽子とか日焼け止めしとかないと日本人の人は火傷みたいになっちゃうんじゃないかな。
Y:熱中症対策。
K:逆に夜になると気温が下がる年もあるので、上着、長袖を持っておくといいと思います。
Y:あと入国するときに着ちゃいけない服とかあるますよね。
H:そうですね、迷彩の服を持っていってはいけない。取り上げられます。
Y:友達が着てなかったけど取り上げられたって言ってました。
H:いまはビザがいらなくなって、簡易にトリニダードに入れるようになっているんで、世界旅行してる人たちやバックパッカーが短期滞在で入ってくる事も多いですよね。それでちょっと他の国と一緒みたいに動いちゃうとやっぱり色々問題があって、あとやっぱり石油の値段が暴落してというのも関係して、トリニダードの治安が悪くなってきている事もあるようですね。ジャマイカは観光で成り立ってる部分もあるので観光客に何かあったら観光客がこなくなったりしたら、その方々暮らせないじゃないですか。トリニダードは観光にまったく頼ってなかったんで、石油とかアスファルトとか天然ガスとかの産業が盛んなんだけど、石油の値段が暴落したんで世界的に。石油マネーで暮らしてた人たちとかが変わってきたっていうのと、あと政権が変わったっていうのも一番大きいとは思うんですけど、どうでしょうか?それはトリニダードだけじゃなくて世界中だとは思いますが。
Y:これからもっと気をつけないと。あと油断できないのは私も毎年行ってるけど、何十回って行ってる人でも危ない目に遭っちゃうっていう話は聞いたので、常に気は抜けないです。
K:あと女性だどすごくモテたりするんで、恋愛するのは自由ですけど、日本人の感覚を忘れずに。
H:騙されたんですか!? どの辺が違うんですか、好きだよっていうのは嘘ってこと?
K:いや、好きだよっていうのはその場だけっていう。カーニバルラブ。
Y:結構上手ですよね、男性は女性を盛り上げるのが上手っていうか、お世辞が上手。
K:例えば君かわいいって言っても、みんなに言ってる場合があるし。
Y:冗談なんですけど、結婚しようとかいきなり言われたり。おじいちゃんとかに(笑)
K:それで舞い上がらないように。
Y:面白い人だなって思えばいいかな。
– 今後の予定・やりたいこと-
H:お二人は来年はカーニバルに行かれるんですか?
Y&K:行きます。
H:どれぐらいの期間?
K:最近は2ヶ月くらい行ってたんですけど、たぶん私は2週間か3週間くらいかなと。
Y:私は逆で毎回2週間とか10日とか短い期間なので、最大で行ったのが1ヶ月半くらいだったので、今後個人的にあんまりトリニダードに行けなくなっちゃうかもしれないし、なので長めに行きたいなと思ってはいます。
H:どれくらい?
Y:1ヶ月かな。こっちで仕事もあるし。
H:もう宿の予約とか飛行機の手配とかされたんですか?お二人は。
Y:飛行機はそろそろ手配しようかなと思ってますけど、宿は私のお友達でスティールパンプレイヤーの子の家に今年泊まったんですけど、またお願いしようかなと。
H:だいたいどれ位前から旅行の計画をした方がいいと思いますか?半年位?
K:私はだいたい半年くらい前から計画します。なぜならそれより短くなると、チケットがどんどん高くなるので。
Y:カーニバルで集中しますよね。
K:安く行きたいなら早く動くことです。
H:何事もそうなんですけど、突然色々やるとミスも出ますからね。
Y:ヘモさんは来年は?
H:ちょっとまだ考えてなかったですけど。
Y:色んなところに行かなきゃいけない予定がありそうですね。
H:うん…私も一つの所はまると繰り返し行っちゃうんで、もっと世界は広いので色んな所を見ないと。ひとつの国のカルチャーの深いところを見たんで、アフリカとかもっと行きたいなと思っています。
Y&K:行ってみたい。
H:ガーナに行ってみて深く感銘を受けたんで。アフリカのエチオペアだったりとか、もっと色々見たいですね。カルチャーを。
Y:エチオペアはリンクしてるからいいですね。
H:そうですね、あとナイジェリアとか行きたいですね。セネガルとかもご縁があれば見てみたいし。生の太鼓とか聞いてみたいし。ダンスに興味が有ります!
Y:私もトリニダードに3回目に行った時に、だいたいパノラマってこういうものだっていうのも分かってきたし、演奏して、演奏終わって、それで終わりなんですよ本当に。あの一瞬で、10分間暗記したのはもうこれ以上演奏しないし、そこまででで次みんな来年のことを考えてて、毎回すごくいい曲が記録されていくんですけどどんどん終わって、日本に戻っても何も出来なかったりするわけじゃないですか。だから、3回行ったらこんなもんかなって思ってたんです、しかしご縁があって今こうして色々行かせてもらってます。実はパノラマっていうのは世界中にあるんですね、だから私は全世界制覇したいなって思うってます。
H:あとどこがあるんですか?
Y:イギリス、カナダ、ニューヨーク、あとはセントビンセントとかセントルシア、アンティグア・バーブーダ。
K:それっていま言った国全部カーニバルがあるんですけど…。
H:それと紐ついてますよね。
K:やっぱ一緒なんだ。
Y:でも時期は違うんですけど。
K:トリニダードのカーニバルとはね。
Y:その国のカーニバルとはセットですね。
H:KEIさんは今後の活動はどのように考えてるんですか?
K:私は今年の夏過ぎからカナダに行って、ちょっと自分探しをしてきます。
H:いーなー私もしようかな自分探しの旅!
K:ただダンスは好きなので、トリニダード、あと黒人文化にすごく興味があるのでそこは追求しつつ。
H:TOROCHACHAの活動は一回停止になるんですか?
K:そうですね、相方も旅に出ると…自分探しに行かれると思うので。でもいつでも出来る体制はとれるようにしたいかな。
H:自分探しね。みなさん今日はありがとうございました。最後に、日本でトリニダードに関することでやりたいこととかありますか?例えば日本でパノラマをやってみたいとか、ソカモナークをやってみたいとか。
Y:もちろん。パノラマはやってみたいです。超やりたい。スティールパンフェスティバルっていうのがあるんですけど、日本ってあんまり競い合いはせず戦わないので、戦わせたいですねバンド同士。あとはもっとスティールパンが日本でいうピアノのお稽古事で習うぐらい、メジャーになってほしいです。まだスティールパンっていうと、あああの民族楽器ねって言うんですけど、例えばマリンバだって民族楽器なのに、マリンバをやってますっていうと民族楽器な感じがしないし、メロディー楽器でも民族打楽器と同じような分類でとらわれがちです。スティールパンって色んな可能性があるから、可能性を見つけたいですね、日本で。
また、この前ちょっとだけリサーチをして、スティールパンの歴史とトリニダードの文化をプレゼンしましたが、日本にいま全国で30バンド以上あります。なので、別に毎回東京でやらなくてもいいし。東京でパンフェスがあって、あと神戸でありますよね。なのでまた違うところでもいいし、もう1回東京で冬にやってもいいし。パンのイベントの年間行事が、日本の中で増えていったら面白いなと思います。
H:そうですね、いまやられてるのが本当にパン中心で、個人的には代々木でやってるフェスみたいにもっとカルチャーが一緒になったら、楽しいなって思います!
K:すごいいいイベントだよね。
K:面白いなって思ったのが、ジャマイカンフェスティバルで昔、ダンスコンペティションで優勝したらジャマイカ行けるみたいなのあったじゃないですか。それでソカのダンスだと、ソカのダンスをやってるのってぶっちゃけ私と相方くらいしかいないんでそういうの出来ないですけど、スティールパンやってる人は多いから、優勝したら向こうに行けて大会出れるとか。
Y:それいいですね。
K:そしたらもっとすごいレベルあがるんじゃない?
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中野優希プロフィール
お寺の娘として横浜に生まれる。音楽との出会いは、4歳の頃にはじめた木琴。その温かみのある木の音色に夢中になる。木琴を故工藤昭二氏に師事。その後、中学、高校と吹奏楽で打楽器をはじめ、洗足学園音楽大学の打楽器コースに進学。ドラム缶から生み出されたとは思えない、美しい音を奏でるスティールパンに興味を持ち、たちまち魅了される。そして在学中、スティールバンド「Pan Pop Paradise」でメジャーデビューCDを発売。2004-05年、ゼミの一環で、槙原敬之コンサート「cELEBRATION」に打楽器とコーラスの一員として出演。同時期に「Panorama Steel Orchestra」のリーダー、アレンジャー、プレーヤーである日本を代表するスティールパン奏者・原田芳宏氏と出会う。氏との交流を通じて、スティールパン発祥の地である、カリブ海最南端の島国トリニダード・トバゴの魅力を知る。卒業後すぐに本場のグルーブを求め、トリニダード・トバゴへ旅立つ。この国の首都ポート・オブ・スペインで毎年開催され、世界三大カーニバルにも数えられる祭典。そこで行われるスティールバンドのコンテスト「Panorama」に、100人編成のバンド「Silver Stars Steel Orchestra」のメンバーとして参加し、2009年と2010年に優勝。2011年、アメリカで唯一、スティールパンの専門学科があり本場トリニダード・トバゴから学びに行く者もいるNIU – Northern Illinois University(ノーザン・イリノイ大学)の教授 リアム・ティーグ氏に出会い、2年間 NIUで修行。スティールバンド「NIU Steelband」,「Pastiche」に参加。2014年、Northern Illinois University Steelpan Performance Certificate 修了。2015年3月、帰国後初「中野優希スティールパンリサイタル」をオペラシティーリサイタルホールにて開催。2015年夏にトリニダードで行われた「International Conference and Panorama」に「Pastiche」のメンバーとして招待演奏。同じく「International Conference and Panorama」に「Panorama Steel Orchestra」のメンバーとして日本のスティールバンドを代表して参加し、世界第九位入賞。演奏表現を豊かにすることはもちろん、スティールパンのダイナミクスや全体のバランスなど、さまざまな視点から演奏に向き合う経験を積み、現在に至る。きらめく太陽の光が降りそそぎ、ゆったりとした時間が流れるカリブ海最南端の島国。その地で育まれた、胸躍るスティールパンの響き。この素晴らしい楽器の可能性に光を当て、そして、たくさんの人に音楽の楽しさを知ってもらうために演奏活動を行っている。全身で音を奏で、音を楽しむ伸びやかな演奏スタイルが持ち味。NAKAPOの愛称で親しまれている。打楽器アンサンブルグループ「パルフェ」、スティールバンド「Panorama Steel Orchestra」 各メンバー。 クラシック、ジャズ、ポップス、アフリカン、ラテン等、幅広いジャンルでコンサートやライヴ等の活動を行っている。スティールパンのワークショップやレッスンも開催している。HP:www.yuki-steelpan.com
KEIプロフィール
幼少期からblack musicに触れ、高校生でストリートダンスに魅了され、hiphop reggae jazz ダンスを習う。2005年SOCAミュージックと出会い、翌年2006年に本場トリニダード・トバゴへ。その時、音楽だけでなくトリニダード・トバゴのカーニバル文化に魅了され虜になり2016年現在まで毎年通い、日本とトリニダード・トバゴで活動。ここ数年はSOCAの世界大会インターナショナルソカモナークに、自身がバックアップする日本人アーティストAngella Giustiniのダンサー兼振り付け、演出家として大会に出場。世界8位の実績をおさめる。2009年 movement主催 next movement 特別賞 2011年 berryz工房 liveバックアップ 南こうせつ クリスマスLIVE バックアップ 2013年 サマーソニック出演 ナイトメア PV出演 2014年 international socamonarch ファイナリストにて出場。その他、トリニダード・トバゴで数々のアーティストのバックアップダンサー、PV出演。日本では都内近郊でレッスン、ダンスショーケースなど勢力的に活動中。
Instagram: torokei
selector HEMO プロフィール
東京・渋谷を拠点に、ジャマイカやトリニダード&トバコなどレゲエ、ダンスホール、ソカの本場までを活躍の場としているセレクター。各地のクラブでプレイしつつ、レギュラーラジオ番組への出演や、ダンスビデオの制作、ジャマイカ、トリニダードのアーティストのプロデュースなどその活動は多岐に渡る。2002年にレーベルBacchanal45 Records(バッカナル・フォーティファイブ)を本格的に始動、<Diwali>で注目を浴びる直前だったレンキーを起用したを第一弾リディム「ESCAPE RIDDIM」をリリース、このリディムを使用したKEN-Uの「DOKO」は50,000枚のセールスを超える。ソカのヒット曲を満載したコンピレーション・アルバム「SOCA SOCA SOCA」シリーズをワーナー、ポニー・キャニオン、ビクター・エンタテインメントからリリース。2006年には乃木坂にクラブ「clubCACTUS」をオープン。2008年には地元高知のお祭りとトリニダードのカーニバルの結びつけたよさこいチーム「かなばる」を結成。2012年に新レーベルLime Recordsを立ち上げ、東日本大震災チャリティーアルバム「TRINI LOVE FOR JAPAN」、「SHIBUYA POP RIDDIM」が収録されている「ISLAND POP!!」、自身のMIX CDのリリースなど精力的に活動中。2014年ラムコンシェルジュ資格取得。https://www.facebook.com/selectorHEMO.JP/