昨年の”Machel Montano(マシェル・モンターノ)”の歴史的な来日に引き続き、今年もソカシーンを代表するアーティスト、 Bunji Garlin (ブンジ・ガーリン) & Fay-Ann Lyons (フェイアン・ライオンズ) が来日を果たしました!!
今回のツアー内容は以下のとおり。
1. 7月13日(金) 乃木坂@club CACTUS にてライブパフォーマンス
2. 7月14日(土) DANCE EARTH FESTIVALにてライブパフォーマンス
3. 7月15日(日) THE SECRET CAMP フィットネスパーティー“AZAFIT”実施
13日、14日、15日3日間についてそれぞれレポートします。
まずは彼らのジャパンツアー1発目となるclubCACTUSでのライブについてレポートします。
会場となったclub CACTUSは、これまでKES(2011年来日)、Machel Montano(2017年来日)とトリニダード・トバゴのソカを代表する大物アーティストがライブしてきた歴史があります。昨年もclub CACTUSにあのマシェルが来てくれてライブするなんて!奇跡が起きた!という感覚でしたが…今年もまさか!この二人がここにやってくるとは…!!!
この日のフロントアクトは、Romie & Micky Rich。二人の新曲となる『THE ISLAND』も初披露し、会場を温めてくれました!
ライブスタートまでは、横須賀を拠点とするSound Crew “UNSTOPPABLE” のセレクターとして活躍しているSHIOのDJタイム。二人のライブを待ちきれない!という会場の雰囲気にピッタリな、ソカセレクションで盛り上げてくれました。
そして、いよいよ!!!
MC YOGIEによるブンジ・ガーリン(以下ブンジ)の紹介が入り、『Big Bad Soca』が流れると…!みんな絶叫!ここでもまだブンジは舞台に上がらず…焦らしが入る!歌い出すと会場はさらに絶叫!!(笑) 。舞台に上がった瞬間、ジャンプしながら歌い、会場中も合わせてジャンプ!ブンジはすぐ携帯を取り出して観客のジャンプと熱唱を「JAPAN~~~~!!」と言いながらビデオに収めてライブしてました(笑)
さらにブンジの紹介により、『GIRLS』でフェイアン・ライオンズ(以下フェイアン)も登場。またも会場みんなが絶叫熱唱!
『Differentology』 『RAZE』とヒット曲が続き、会場が揺れるほどみんなでジャンプ。
そして、フェイアンの『We Doing This Owah』では「JAPANESE WINEが見たい!」と前列の女の子たちにワインダンス(以下ワイン)をあおる!女子数名をステージにあげてワインを褒めてくれます。もちろん男子にもワインさせていました(笑)。
ブンジが次に歌ったのは、 HEMO & MOOFIREがプロデュースしたSOCA ESCAPE RIDDIMの中からブンジの曲である 『In My Brain』。 これはHEMOさんからの今回のライブで絶対外せないリクエスト曲でした。この曲をカクタスで聴けるなんて、本当にすごいですね!当時からHEMOさんの構想にはあったのか!?
そしてこの SOCA ESCAPE RIDDIM にのせて、Micky Richが舞台に登場。ブンジ&フェイアンが横で見守る中、自身の『WINE YEAH』を披露!なんとサプライズゲストで日本を代表する人気ダンスホールアーティスト、RUDEBOY FACEも登場! ESCAPE RIDDIM 『Buffalo』を披露し、みんな大熱唱。 即興で会場を盛り上げてくれました。
その後『Generals』『Red Light District』『Heavy T』を歌い、「帰る準備できてるの!?疲れた!? この曲がかかったら、みんな手をあげてジャンプー!!」とブンジが言った後、『So and So』が流れると、サビでは会場のみんなが手を上げてジャンプ!!もう会場は、熱気でむせるむせる、むせまくる…。
『Block de Road』では アフロビーツの振り付けをフェイアンが観客に伝授。またフェイアンお得意のスローなワインダンスを披露し、みんなで振りのダンスを揃え、さらに会場がひとつに。「ジャパニーズガールはこのスタイルが好きでしょ~!」と言ってBusy Busy♪と踊り続けます。
そして、『Snake Oill』 『Miss Behave』と 二人のクラッシックチューンが続き、フェイアンの2008年のトリニダード・カーニバルのロードマーチ曲である 『Get On』を歌うと会場が熱気に包まれる!お決まりの夫婦漫才「どっち側が盛り上がってるか!?」のあおりでまたさらにBPMが上がってきただけに、会場の熱気とで呼吸困難状態に(笑)。にも関わらずみんな思いっきりジャンプ!!!「こっち!?」「こっち!?」「こっち!?」と散々盛り上げた後、最後はみんな待ってましたのチューン『Truck On D Road』で終了!!
二人はステージを去りましたが…いやいやもちろんアンコール!!
実は次の日の7/14がブンジの誕生日。アンコールで登場するブンジに、会場のみんなでハッピーバースデーを歌ってお祝いするというサプライズを仕込んでいました! みんながハッピーバースデーを歌っている間、ブンジもとっても嬉しそうな表情。 フェイアンには本番前に話していて、その時フェイアンも「最高!」と自分のことのように喜んでいました。
とにかくむせ返るほどの熱気で、フェイアンも汗だくで、ブンジが先にステージにいる間もこまめにお手洗いで化粧直ししていたのは、やはりいつでも撮られていることを意識しているスター!
「みんな本当にありがとう!!素敵なバースデーソングをありがとう。今からあともう少しで大台の4…0… 40歳になります。小さい時から日本に来ることが夢でした。初めて日本に来て、東京で誕生日をお祝いしてもらうなんて、想像してみて!」と 喜ぶブンジ。
ブンジのキャラクターロゴが入ったデザインのケーキを用意しており、もう一度ハッピーバースデーを歌い、ステージでブンジにロウソクを消してもらいました。実はステージ横の扇風機の風のせいで顔に近づけるまで火がもたず、フェイアンは大笑い。ブンジは苦笑いで消すフリをしてくれたのですが(苦笑)。
このみんなからのサプライズでテンションがさらに上がった二人、アンコールのショーを嬉しいことに何曲もやってくれました!! 『Cheers』 『Mash Up』『Mad Carnival』 『Meets Super Blue』『True Lie』と、まだまだ盛り上がりを見せ、ブンジ&フェイアンの二人の息ピッタリのワイニーを披露!!本当にこの夫婦かわいすぎる~!
さらに『The Island』 『Catch Me』と続き、フェイアンは「私たちを呼んでくれて本当にありがとう。愛してるよ~ジャパン!」と言ってブンジと肩を組み『Catch Me』を熱唱。そしてまだまだみんなでジャンプ!
そこで「待って待って」とブンジがステージの一部を自分で移動させ、「この曲をみんなに囲まれて真ん中で歌いたい!今までこの曲をやる時はいつもステージの上だけど、初めてこの曲を観客の真ん中で歌うよ!近くに来て来て!俺たちにスペースは要らない!みんなが近くにきたらやるよ!ビッグバッドチューン!」 と言って、『BIG BAD SOCA』をみんなの真ん中で歌ってくれました!
しかも「もう一回!!」と言って、機材故障ですぐ曲をかけられずにいると、即座にフェイアンはアカペラで、ブンジもベースをやりながら『BIG BAD SOCA』を熱唱。ステージに戻ってもう一度熱唱!!
もうライブを終わらせなきゃと「Have to leave, Have to leave, Have to leave now♪」と歌詞を変えながらも『Take a chip』を歌い、再度『Girls』でまだジャンプ!!最後にフェイアンはワインを見せてお辞儀。去る際はSelecotor HEMO &私たちスタッフにもBIG UPしてくれ、ショーを終えました(涙)。
会場のみんなも汗だくになり、着ている服はビショビショでした!熱中症で倒れる人がいなくて本当によかったです(笑)。
この数年、トリニダード・カーニバルやクルーズなどで何度も二人のライブを見て来たけれど、こんなに二人が本気のライブは他になかったです。こんなに盛り上がったのも、clubCACTUSでのライブが今まで見た中で一番で最高のステージだったと胸を張って言えます!!本当に熱いステージでした!!
Written by : Yuri