BUNJI GARLIN (ブンジ・ガーリン )といえば、The Viking of Soca, Fireman, Lyric King…と彼を表す表現がたくさんある。 「ヴァイキング!」と曲中で言うのが定番だが、「ファイヤー!」でもすぐ彼の曲だと分かる。パフォーマーでもあり、作曲家でもあり(愛妻家でもある)ブンジ・ガーリンのプロフィール。
1999年、ラガソカ曲 “Send dem Riddim Crazy” でデビュー。
ラガソカとは、トリニダードのソカと、ジャマイカのダンスホールがブレンドした音楽。ブンジ・ガーリンはデビューしたころから、ソカと他のジャンル(レゲエやR&B、HIPHOPやチャットニーなど)とのコラボ曲を取り入れてきた。
また彼がリーダーを務めるバンド「Asylum(アサイラム)」を通して、アーティストとしての才能を磨いてきた。バンドメンバーには、のちの妻となるFay ann LyonsやBenjai,3suns,Scarface,Ninjitsuなど、若いソカアーティストが多く在籍し、活動を共にしていた。
彼は自身のホームであるトリニダード・トバゴでのパフォーマンスと、海外でのパフォーマンスの両方を常にフィールドとして活動し、彼のエネルギッシュで、圧倒的なハイスピードで流れるフローのフリースタイルなどが見られる才能溢れるステージは、多くのファンが熱狂し、人気を博す。
2000年リリースの”Chant Down Babylon”と、2001年リリースの”Licks”でラガソカモナーク(ラガソカのコンペティション)にて2年連続優勝というタイトルを得る。さらに翌年、”Down in the Ghetto”でソカのトップを決めるコンペティション、ソカモナークの2002年の優勝を飾り、その後2004年”Warrior Cry”、2005年”Blaze de Fire”、2008年”Firey”でソカモナークの優勝を獲得している。同じくソカアーティストのFay ann Lyons (フェイ・アン・ライオンズ)と2009年に結婚、同年のソカモナークではFay ann Lyonsが優勝した。
2013年にワールドヒットした“Differentology”は、ソカとEDMがブレンドした曲であり、彼のデビュー当時からのスタイルであったソカと他ジャンルとのコラボのひとつである。同年VP recordsとRCA recordsのダブル名義にてアルバム“Differentology”をリリース。さらにこの年のSoul Train Awardのベストインターナショナルパフォーマンス部門のタイトルを獲得した。
2015年にいたるまでに11枚のアルバムをリリース。現在はブンジ・ガーリンと妻のフェイ・アン・ライオンズの二人が中心となってアサイラムバンドの活動をしており、ステージに共に出演することが多く、二人のパフォーマンスは会場を常に湧かせている。アメリカ、ヨーロッパなどで精力的にライブを行っており、トリニダードを代表するアーティストとして今後の世界進出への動向が注目されている。(2015.4.27 MIMI)
https://www.facebook.com/Bunji.Asylum
http://www.vprecords.com/bunji-garlin/