タイトル2

[ 前のページ ]  [ 2 ] [ 3 ] [ 4 ]

H:ではソカの人の話を。初めて行く時は、ケイちゃんも先輩を頼ったってことですけど。誰かを頼る感じで行かれたんですよね?

K:そうですね。

H:ツアーとか探したけど無かった?無いですよね。

K:ツアーどころか…人を頼りに行くのが一番いいかなと。やっぱり分けわからない国なので。人を頼りに。

H:今まあトリニダードに限らず、日本でも注意は必要な時代なので。どこに行っても気が抜けないよってところはあるんですけど。

K:そうですね。はい。

Y:でも死ぬかもしれないっていう覚悟で私は最初行きました。何か危ない目にあったらしょうがないって思って。でも人生今しかないから、覚悟して行きました。

K:私はけっこうザ・日本人で、平凡なこの国で生まれたので、危険なことがあるっていうのを全然知らなくて、日本と同じ感覚で行きました。そしたら色々あったけど。

H:どれくらい行かれた?

K:2週間くらいだったかな、確か。2006年。

H:そのあと何回行かれたんでしたっけ?

K:えーと私は11回行ってます。

Y:私は6回です。

H:行きすぎですね、みなさん。

K:ヘモさんに言われたくない(笑)

Y:ヘモさんは何回行ったんですか?

H:30回とかじゃないですかね、たぶん。カーニバルは16回だけど。行きすぎですね。

Y:第2の故郷。

H:そうですね、トリニダード・トモコです(笑)

-カーニバル中の過ごし方・カーニバルのイベントについて-

H:カーニバルっていうのは、カーニバルの日は2日間だけですけど、その前1ヶ月前から色々なカーニバルに向けてのイベントが国をあげて繰り広げられています。カーニバル前の土曜日にパノラマがあったりとか、いろいろあるんですけど….。そう、カーニバルの1週間はどういう感じで過ごされてますか?

K:私のソカサイドは、カーニバルの前1週間はだいたい昼はあまり外に外出せずに、夜、出歩きます。

H:そうですよね、体力温存重要!

K:体力温存して、パーティーに行きます。

H:(気温が)やっぱ30度超えてますからね、33~34度ありますからね。

K:本当に熱中症になるんで。

H:夜はパーティーに?

K:はい。フェテという野外ソカパーティーに行きます。

fete2

H:ジャマイカと違って早くに始まります。夜10時頃にはじまって深夜3時とかに終わるっていう。早いんです。ジャマイカは2、3時くらいに集まって下手したら朝7時8時に終わるっていうスタイルで育ったんで、トリニダードは早いなーと。

K:早いですね。

H:ジャマイカだと朝日が上って明るくなってから帰る事も多かったので、登校している居る子供たちを横目に…。(トリニダードは)夜が深い間に帰る感じ。パンの方のカーニバル中の過ごし方は、やっぱり昼間は家にいて夜はパンヤードに行かれる感じですか?

Y:はい、昼間は体力温存して、夜に練習です。昼はスーパー行ったりとか、行きたい人は散歩いったり。

H:忙しいのであんまり観光とか買い物とか出来ないのかな?ビーチとかは?

Y:ビーチは行ったりもするんだと思いますけど。

H:基本的にはカーニバル中はスティールパンのイベントのみ?

Y:たぶん人それぞれ違うんですけど。私は割りとそうです。

H:忙しいですよね、大会が近いから。

Y:そうですね、私は最近は他のバンドも掛け持ちするので、練習時間がだいたいみんなかぶってくるんですね、現地の人もそういう人がいて。ラージの練習はだいたい夜の8時ごろから始まって、終わるのが12時ごろ、遅い時は2時とか。大会は色々カテゴリーが分かれていて、ラージ、ミディアム、スモール、シングルパン、と分かれているんですが、例えばミディアムの練習が夕方5時から7時まで練習だったり、朝練習したり、例えばディフェンスフォース(軍隊)のバンドとか、ファイヤーサービス(消防)のバンドはそれが仕事なので、朝の午前中から練習してたりするんですね。そこに参加するときは、朝10時から練習してるから来てねとか言われて、朝早くから行ってそのあとミディアムのバンドの練習して、夜ラージに行ってとか。バタバタします。

panyard

H:好きな人にとっては天国ですね。ずっとおもいっきりスティールパン叩けるし。

Y:そうですね、自分が好きなバンドで、しかもパノラマの仕組みは予選があって、セミフィナルがあってファイナルがあるんですけど、セミファイナルで実際場所に行って演奏見て、このバンドかっこいいと思ったら、ここに入りたいと決めたり、私ラージしかやってないからシングルなら私まだ余裕あって、私2週間くらいトリニダードにいるから、ラージのバンドは曲だいたい覚えたから他のバンドもできる余裕あるかなって言って、余裕がある人は他のバンドも掛け持ちします。

H:日本人や外国人がけっこう行くようになって、パノラマにトリニダード人でも出れなくなる、審査から落ちる人ってのは出たりするんですか?

Y:いますよ、パンプレイヤーがみんなプロフェッショナルのパンプレイヤーってわけじゃないから、普通に近所のおばちゃんとか子供とかがバーって勢いで弾いてて、例えば早いフレーズとかをどんどん走っちゃう子がいたりとか。バンドは上手い人を入れたいから、リズムずれてるギターパンのおばちゃんとかクビになったりしてたし。かわいそうですけど。

H:シビアだね。

Y:ただ、バンドによってです。人気のバンドはそういう感じで、全然人気ないバンドはそういうおばちゃんでも誰でも、とりあえずラージは100人から人数が必要なんで、とりあえず弾けなくても、セミファイナルは居て!みたいなことも。

 

-トリニダードでの移動手段-

H:でも2時とかに終わるじゃないですか練習が。どうやって帰るんですかね?家まで。

Y:練習が終わったらそのバンドのメンバーの人が車で送ってくれます。

H:全バンド?

Y:全バンドです。

H:そういうシステムになってる?

H:はい。どうしてかっていうと、トリニダードの国の習慣でしょうけど、夜は一人で歩いちゃいけないと…やっぱり危ないので。

H:送ってもらえる。

Y:はい。私は危ない思いをしたことはないけど、やっぱり現地の人たちが普段歩かないので。

H:ですよね。私もパンヤード行きたいけど、やっぱり車が手配できないときはシルバースターズ(のパンヤード)まで歩いて毎回いってるんですよね、私は。一人では歩かないですけど。

Y:一人では絶対歩かないですよね。

H:ただ、フェーズ2(Phase Ⅱ Pan Groove: スティールパンのバンド) 行く時、帰りがタクシー無くて、困った事がありました。帰りの足を考えて動くというのが基本ですね!

Y:でもパン関係の友達がいたら、送ってってもらえるかもしれないですね。

H:今度から頼もう!

Y:それがいいと思いますね。

H:他のカリブ諸国では24時間のタクシーサービスがあるところが多いですよね、ジャマイカとかは24時間営業で初乗り300円~乗れるんで。

K:しかも驚きの早さでくる(笑)

H:しかも無線で乗る前にどっからどこまで乗るかっていうの聞かれるんで。で無線番号入ってるから、いなくなったり何か物無くなっても、足がつくようになってるんですよ。

Y:すごいですね。そういうシステムはトリニダードには無いですよね。タクシーはここからここまでしか行かれなくってとか。

H:しかも無線ないから、物無くしても見つからないし。

Y:最初に行った時に、私タクシーがどれだか分からなくて。

H:H(からはじまるナンバー)がタクシーで、Pがパブリックなんですよね。

Y:それこそパンの誰か慣れてる人にくっついてって、ほんとに乗っていい?でお金もぼったくられないの大丈夫?って感じて。

H:まあありますけどね、ぼったくりは。

Y:なので乗るときにいくらだよね?って確認してから乗るようにしています。

H:私はピッて渡して出ちゃいますけどね(笑)

K:乗り合いでもされます?

Y:うん、乗り合いじゃないの乗ったことないんですけど。

K:えー!例えば、家から大学まで行きたいっていう時、専用のタクシー雇って行くっていうのでぼったくられたことはあるけど、乗り合いでぼったくられたことないですよ。

H:ぼったくられますよ。いま4TTDの区間でも、10TTDとか言われたり。

K:ほんとにーうそ!?信じられない。

Y:あとはタクシーではないナンバーなのに、タクシーやってる人がいるじゃないですか。

H:白タク。

Y:そういうのはちゃんと確認したほうがいいかも。

K:確かに。

H:とにかく知り合いがいるんだったら知り合いを頼る。知り合いがいないんだったら、個人で催行されてるツアーだったりとか、自分で見極めて。個人旅行っていうのは自分の責任になるんで、どっちかで行かないと。トリニダードに限らずですが。

Y:実は私はトリニダードでパンのことしかやってないんですけど、さっきパーティーとかフェテの話がありましたけど、具体的にどういうものなんですか?

K:野外で、基本的には生バンドが出て。

H:そうですね、カーニバル中は毎日。10箇所以上でやってます。

fete

Y:えー!毎日やってるんですか?

K:しかも同じ時間帯に、違う場所でいろんなフェスティバルがある。

H:トリニダードのパーティーの特徴は、色んな国からカーニバルの1週間だけしかいられない人が多いから、時差ぼけが多いじゃないですか。だから色んな時間帯に行けるようになってて、朝のパーティー、昼のパーティー、夕方のパーティー、夜中のパーティー、朝日を見るパーティーってあるんですよ。だからどの時間に時差ボケで起きちゃっても、カーニバル中楽しめるようなシステムが組まれてて。

Y:そういうのに行きたい人は、タクシーとかないんですか?

H:ホテルからは手配してもらえます。ただ、めちゃめちゃ高くって。乗り合いとチャーターの差が激しくって、例えば、ウッドブロック(WoodBrook)からチャガラマス(Chaguanas)の船着場まで行くのに片道US100ドルとか普通に言われるんで。

Y:えー!それはぼったくりですね。

H:一人25ドルですよね4人シートだと。

Y:けっこういい車なんですか?

H:いや全然。普通今片道60〜100TTDくらいでいけるんですけど、日本円だと1000〜2000円くらいで。そこに10倍くらいの誤差がある。

Y:どういう人が観光に来てるんですか?

K:金持ち多いですよね。

H:そう、お金持ち多いですよね。

K:だってハイアットホテル、一泊いくらでしたっけ。

H:US500ドルですね、シングル。

K:で、カーニバル中1週間来てたら…。

H:40万。

K:宿代だけで。

Y:チャーターして車雇って…すごいですね。

H:よくみんなはパンヤード夜12時くらいに終わって、そこからパーティーに行く人も多いですよね。例えば全部チャーターしとして、パンヤード3つくらい回ってパーティー行って、パーティーの場所で待っててもらって、帰り送ってもらう。で全部でいくら。でも保証はないんで、無線もないし。信用できるところがトリニダード&トバゴの観光サイトに載ってるみたいなんで、タクシー会社をちょっとそれは調べてみます。

[ 前のページ ]  [ 2 ] [ 3 ] [ 4 ]