トリニダード・トバゴはそろそろ雨季に入ろうとしています。
雨季とは簡単に言ってしまえば、長―い梅雨のようなものです。しかも日本の7月の梅雨が明けるか明けないかといった時期の1日の中で雨が降ったり晴れ間が見えたり、かと思ったら豪雨がきたりして鬱陶しい湿気と暑さといった気候が半年くらい続きます。
もちろんこの雨季の時期に雨が降らないと水不足になり、大変な事になるので、鬱陶しいけれどありがたいと思うべきなのですが…
そして、雨季が近づくと乾期の時に方々で起こっていた山火事も湿気を帯びてくるのでだんだん発生しなくなるはずなのですが、つい先日よく晴れた日にウチのすぐ目の前の山で山火事が起こっていました。
なんか灰のような物が家の中に入ってくるなぁ、どっかでゴミでも燃やしてるのかなぁと思い、ふと外を見たら、ボーボーと音を立てて山が燃えているではありませんか!!
しかも付近に民家はあるものの、道は無いような山で、もしこのまま燃え続けたらうちまでは来なくても道の向こうは燃えるかも!と思ってしまうくらいの距離でした。誰か消防に連絡したのかな、でもどうやって消火するんだろう、なんて本気で考えたけど、さすがトリニダード、山火事なんて乾季になればそこら中で起こるし、いちいち消火にも行ってられないらしく、火が近づいてきたら家に水をかけて終わり、みたいな感じらしいです…。だからうちも本当に迫ってきたら多分近所中で家に水をかけあって終わるのかなぁ。
でもボーボー音は聞こえるし、煙も灰も入ってくるから気が気じゃ無いですよね。
そうこうしているうちに、雨季に入ってきてるので、空には黒雲が!!「おお!!恵の雨とはこの事!!早く降って火を消してくれ!!」と行方を見守ってましたが、これも気まぐれな物で、降らずに黒雲通過していきました。
でも、だんだんと火は消えていき、夕方には煙だけになり、翌朝には完全鎮火した模様でした。
トリニダードの人はいつかは勝手に鎮火する事を知っているんでしょうね。だからこそ無理に消火したりしようとせずに最低限の事だけをして後は落ち着いているんだろうな。
しかし毎年、マラバルという地域の山が一山全部燃えちゃったとか、問題にはなってるのです。
何はともあれ、一件落着、いつかは自然に鎮火すると頭で分かっても、やっぱり私は外国人だから、感覚では落ち着く事が出来なくて、今シーズンはこれで終わりますようにと祈るばかりです。
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