前回投稿の第二弾!おうちでトリニダードクッキングその2〜カラルー編〜

「カラルー」とは日本ではあまり聞き馴染みがない料理ですが、トリニダードでは定番の野菜料理です。ジャマイカにもカラルーという料理があるけれど、見た目や材料が違うようです。食べたことはないけれど、材料から見る限りジャマイカのカラルーに相当する料理はトリニダードのBHAJI(バジ)と呼ばれる葉っぱの料理に近いように思われます。

今回はトリニダードのカラルーを紹介します。

トリニダードのカラルーはとろとろでスープや日本でいうところのシチューに近いような感じです。たまに日本では「トリニダードのカレー」なんて言われます。唐辛子やココナッツミルクを入れるので、辛かったり、南国っぽい雰囲気、あのとろとろ加減がカレーを連想させるのかもしれません。まあカレー粉は入っていませんが。。。

色々な材料や作り方がありますが、もちろん日本の食材で代用可能、そして作り方次第ではビーガンの方も安心して美味しく召し上がっていただけます。

夏に旬を迎える野菜で美味しく作ってみてはいかがでしょうか!?

Let’s Cooking!!

<材料>

1.里芋の茎と葉っぱ 10本くらい

(小松菜や水菜などで代用可能。その場合は2パック位使うといいかもしれません。)

2.オクラ 10本くらい

3.ピーマン 1個(こちらではピメントと呼ばれる辛くない唐辛子を使います。)

4.かぼちゃ 1/4個くらい

5.小ネギ2〜3本、もしくはネギの青いところ一本分くらい

6.香草 好きなだけ

7.タイム 乾燥ならひとつまみ 葉っぱなら一枚くらい

8.玉ねぎ 中1個

9.ニンニク4かけ位

10.生姜 すりおろし 大さじ1

11.唐辛子 好きなだけ

(こちらではスコッチボネットというハバネロみたいな唐辛子を一個使います。手に入る方は是非!)

12.ココナッツミルク2カップ

13.何かの出汁 500mlくらい

   ※この出汁で味を調整します。例えば昆布出汁や干し椎茸出汁を使えばビーガン料理になりますし、インスタントコンソメに水500mlなどでも良いです。

こちらで多いのはヤシガニや豚の尻尾の塩漬け、ほし塩鱈、鶏肉などを水を足して煮込むという方法です。今回私は豚の骨があったので別でスープをとってから使いました。

14.塩、胡椒

<作り方>

1.里芋の葉っぱ、もしくは葉物野菜をよく洗って細かく切って鍋に入れる。

2.里芋の茎を使う場合、皮を向いて細かく切ってから鍋に入れる。

3.オクラ、ピーマン、かぼちゃも小さく切って鍋に入れる。

4.小ネギ、もしくはネギ、香草を細かく切って鍋に入れる。

5.ニンニク、玉ねぎを微塵切りにして鍋に入れる。

※とにかく野菜類は全部細かく切って鍋に入れます!!※

6.生姜のすりおろしと、タイムを鍋に入れる。

7.ココナッツミルクを鍋に入れる(この時野菜でココナッツミルクが見えなくても全然大丈夫です!)

8.唐辛子を丸のまま一番上に乗せ、鍋に蓋をし、弱火で1時間くらい煮込む。(この時、ココナッツミルク以外の水分を入れなくても野菜から水分が出るので、安心してください。)

9.1時間経ったら、まず唐辛子を別のお皿に避難させ、鍋をかき混ぜてみます。全部が柔らかくなっていたら、ドロドロに砕きます。本当はミキサーにかけるのが良いのですが、我が家にミキサーがなかったので、昔ながらの道具で潰せるだけ潰しました。ミキサーがない場合はすりこぎやポテトマッシャーなんかで潰すといいかもしれません。

10.出汁500ml、もしくは肉や魚なんかと水500mlを入れて、唐辛子を一番上に戻し、さらに弱火で沸騰するまで煮込む。(焦げないように時々かき混ぜる。)

11.沸騰して材料全てに火が通ったら、塩、胡椒で味をととのえ、味が馴染んで滑らかになるまで煮込む。

出来上がり〜!

このままスープとして食べてもいいし、ご飯にかけて食べても美味しいですよ。

あるいはカレー粉を入れたら、カレーになるかもしれません。色々アレンジしてみても面白いですね。

なんにせよ、たっぷりの野菜をじっくり煮込んで美味しく食べられて、健康美肌便秘の解消などに一役買うこと間違いなし!まさに夏にぴったりのヘルシー料理です。是非是非作ってみてくださいね。