Chutney(チャットニー)とは、トリニダードのインド人コミュニティーで聞かれる大衆音楽。一言で言えば”インディアン・ソカ”と言える。インドの楽器に加え、タッサ(TASSA)と いうチャットニーに欠かせない打楽器を使用する、パーカッションの効いたソカビートにインドのボリウッドやヒンドゥー音楽のフレイバーがミックスされている、人口の40%以上がインド系といういうトリニダードだからこそ生まれたジャンルである。

その歴史は古く1940年代からと言われているが、近年RIKKJAI(リッキー・ジェイ)、D’HITMAN(ディヒットマン)といったアーティストがソカ界とのコラボをし、リスナー層をインドコミュニティー以外にも広めている。多くの歌詞のテーマが酒。かなり能天気な飲め飲めソングばかりなのだか、かなりの中毒性がある音なのでご注意を!

また、2010年にはチャットニ―キングに輝いたRAVI B(ラヴィ・ビー)の DRINKAがトリニダードのトップチャートにランクインし、その年はチャットニーの新しい旋風を巻き起こした。

日本人ではBARBIE JAPAN♡が2008年に日本初のチャットニーソングに挑戦し、日本人初のチャットニーシンガーとして活動している。(文・ KARNIVAL GOLD)