7月14日(土)ツアー2日目は、ビッグステージとなる”DANCE EARTH FESTIVAL”への出演。
「時代を超えた世界中のダンスと音楽が集まるワールド・ダンス・フェスティバル!!国境を越えて、言語を越えて、オトコもオンナも、コドモもオトナもみんな集まって!!みんなで一緒に、踊って、歌って、食べて、飲んで!!さあ、ハッピーな1日を楽しもう!! ダンスでアースをハッピーに」というExile USAさんの素敵なコンセプト。
実はUSAさんは、2015年にトリニダード・トバゴのカーニバルを訪れており、その際SOCAにはまったことがきっかけで、昨年のフェスからSOCAを紹介するために、selector HEMOとSOCAの演出を取り入れています。そして、彼の意向もあり、今年はトリニダード・トバゴのトップアーティストであるBunji Garlin (ブンジ・ガーリン)& Fay-Ann Lyons (フェイアン・ライオンズ)の出演が決まったのでした!そして彼らのバックDJはもちろん、SOCA ESCAPEなど彼らのプロデュースも手掛けるselector HEMO。
カクタスでのライブとはステージの大きさも客層も全く違う中、彼らがどのようなパフォーマンスをするのかとても楽しみでした!今年は猛暑ですが、この日も本当に暑い日でした!!ブンジとフェイアンのステージは、17:55〜の夕暮れ時で、トリのGENERATIONS from EXILE TRIBEの前のステージでした。
MCによる紹介が入り、最初の曲はやはりこれから!“BIG BAD SOCA” & ”GIRLS”。
この日は、東京アフロビーツのFATIMATA, AYU, MACCO, YACHEEMIがバックダンサーを務め、かっこいいダンスを披露していました!“GIRLS”フェイアン「手を上げて、降って〜!」と、英語が通じない分、いつもより大きな身振り手振りで観客を乗らせます。
“Differentology” に続いて、“RAZE”。イントロで、フェイアンがまた手拍子を煽りにいきます。歌が始まっても会場の観客と一体になろうと、体を大きく使って手拍子。スタンドマイクを使って歌いながらも手拍子を続けていました。「WAVE~~~♪」のところでも自分で大きなWaveを見せてみんなにWaveを煽ります。昼からずっと炎天下にいてバテてきていたお客さんを乗らせるのは、さすがのプロ!!
曲を止めて、夫婦での掛け合いセッションがスタート。まずフェイアンから、「こっちのサイドが盛り上がってる。こっちのサイドの方がジャパニーズのノリ、こっちのノリがいいよ!!」
ブンジも負けずと「こっちのサイドの方がエナジーあるよー!!?」と言って盛り上げると、フェイアンがブンジを掴んでフェイアンサイドに連れて行きます(笑)「いやいや見て、こっちのがすごいよ」お客さんもウケてノリます!「いやいやこっちだー!」
ファイアンすかさず「こっちに来な」の指だけの合図でフェイアンサイドの角にブンジを立たせ、「こっちが勝ちだよ!!」というとお客さんもみんな「イエーイ!!!!」
ブンジサイドから「え〜〜〜」という声にブンジも苦笑い。戻ってまた盛り上げます。どちらのサイドも二人が指をさすと「イエーイ!」
言葉の壁を物ともせず、楽しませようとする二人に感動しました!
“Block De Road” の曲が入ると、肩をサイドにズラすアフロダンスを、フェイアンが踊って真似させて、お客さんもノリノリでした。この曲もアフロビーツのダンサーを引き連れて踊りながら歌う姿はすごくかっこよかったー!!
“Bacchanal & Water”本当はウォーター銃で水を観客に向けて発射!の予定だったのですが、風の影響で中止になってしまい…。しかし、そんなことは物ともせず、手拍子で次の“Jungle Bae”につなげます。”Hands Up”の低音が響き、ジャンプでのノリが続きます。この曲はインターナショナルで前日のカクタスのコアなソカとはまた違って幅広く聴いてもらえる曲のチョイス。
引き続き“4B – Carnival (feat. Bunji Garlin)”で、前日のカクタスのイベントとは選曲を変え、自身のヒット曲であるEDMも披露。
そしてこの日個人的に一番感動したのが、この曲 “Catch Me”。2番は歌わずにまた体いっぱいの動作で身振りして観客とのコンタクト。フェイアンの「HEY」でお客さんも「HEEEY!!!」と叫んでいます。
こんなコンタクトの様子は、カリブのフェスでは絶対に見れない!初めてソカを体験する人たちに渾身の力で伝えようとしていました!
またステージの後ろ側から見ていたからか、ちょうどステージが夕暮れ時の光でフェイアンがとてもかっこよく見え、それに加えてあの歌唱力に魅了されました!
引き続き “So and So” “True Lie” 「トリニダード・トバゴという国から来ました〜!一緒にフラッグを振って〜!」トリニダードのようにバンダナを振るのを教えている感じでした。
“Get On”ではダンサーの持っていた大きなフラッグを自らが振ってノリノリ。
そして締めは“ Big Bad Soca” “Girls”。「ありがとう〜!」と深くお辞儀をして、曲を止めてからも自分たちで手拍子を止めないままステージを回って「ありがと〜!!!!」と言って手を振り、ステージを後にしていました。
彼らのことやソカ自体をまだ知らないというお客さんが多く、言葉の壁がある中、あんなふうにステージからのコミュニケーションで一緒になろうと盛り上げた彼らのパフォーマンス力に感動したステージでした。彼らを知らなかったよという人にとっても、“ソカという曲を歌う人たちをただ観ている”のではなく、USAさんのコンセプト通り、「国境を越えて、言語を越えて、みんなで一緒に、踊って、歌って、ソカとダンスでハッピーに」なってもらえたステージだったと思います!
Written by : Yuri