トリニダード・トバゴの近況について

みなさま、新型コロナ渦が長引き、大変な時代になっておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

ここ、トリニダード・トバゴも例外なく新型コロナに振り回されております。

トリニダード・トバゴは比較的ゆるやかに感染が広まっていったと思われるのですが、やはり波があり、今は第２波と言ったところだと思われます。この第２波が始まったと思われるのはイースター休暇の後です。

キリスト教が普及している国ではイースターが祝日で、それを挟んで１週間くらいのイースター休暇があります。トリニダード・トバゴもイースター休暇があり、いつもは親戚が集まったり、教会でイベントがあったり旅行に行ったりするのですが、コロナ渦では派手に動くことはなくても、親類を訪ねたり教会に行ったりのイベントはある程度許されていたのでまた感染者数が増える可能性があると警戒を呼びかけていました。

そしてやはりイースター明けから新規感染者が爆発的に増えてしまい、先週から5/23迄2度目のロックダウンに入りました。

内容は全ての飲食店、ショッピングモール、さらに前回はオープンしていた家具屋やバラエティショップのようなお店は全て休業、デリバリーも休業、ディスカウントショップは本当に必要な物だけを売るという形での営業を強いられております。

また、ビーチや川、公園、その他のアミューズメント施設は全部休業です。

尚、スーパーマーケットやホームセンター、薬局、八百屋や肉屋、魚屋、市場など生活に必須なお店は朝6時から夜８時までの営業となりました。

そして、なんと酒屋は営業！そうです！これだけの自粛、お酒までなくなってしまってはみんなやってられなくなってしまうのです！

そんな政策が功を奏し、街から人が消え、幹線道路を走る車もいつもの1/５程度にまで減ったように感じます。

今、ロックダウン発令から10日くらい経ちましたが、発令当初より新規感染者数は減っています。これはロックダウンはやはり効果があるという事になるのでしょうか…

さてさて、個人的にはロックダウン中をどう過ごしているかと言うと。。私は元々外に働きに出ていたわけではないので基本的に変わりませんが、夫が家に居るようになり、広くはない我が家が騒々しくなりました。

しかし、いつもならどこそこで大音量で音楽をかけている人がいるのですが、人が集まらないせいか、そんな音も聞こえてこず、聞こえてくるのは遠くの道路の音、鳥や虫の鳴き声、風の音、まるで人が消えてしまったような錯覚に陥ります。

1日のうちで見る生身の人間は夫だけ。

インターネットが普及している今、基本的にはなんでも自宅で出来てしまうのです。

この新型コロナ騒動が始まって以来、ここトリニダードもだいぶネットショピングが普及してきたように感じます。